2010年2月21日日曜日

アメリカ人の勘違い(フィンランド人から見て)

数年前に、たった2か月だけフィンランドで生活しただけなのに、フィンランド人の感覚になっている。不思議なものである。その感覚を前提として、おもしろいとおもったフィンランド人の話がある。

このフィンランド人男性は、留学でアメリカ西部に1年間いた。帰国間際に、現地の人に、
「あら、お気の毒に。もっと、アメリカに残っていたかったでしょう。こっちにいれば文化的に豊かな生活もできるし、便利でしょう。」
と言われたらしい。しかし、このフィンランド人男性は、
「何を馬鹿なことを言っているんだ。フィンランドの生活の方がはるかにレベルが高い。」
と思って、逆に現地アメリカ人を気の毒に思ったらしい。

このフィンランド人男性の言うことは正しい。平均的暮らしは、フィンランドの方がずっといい。生活水準の標準偏差はアメリカでは大きく、上はいいかもしれないが、平均値はフィンランドに負けている。絶対に。

さて、私は、どちらかの生活を取れと言われればどうするか? 数か月、休暇を楽しむにはフィンランドはいいと思う。自殺したくなった人には、「フィンランドで心を癒しましょう」と言いたいぐらいなので。しかし、刺激は少ない。そういう意味では、アメリカの方がよい。

しかし、不思議と今もフィンランド感覚の自分は、日本がいい! おお、この刺激的な国は何だ。フィンランド感覚で見ると、日本には珍しいものばかり。アニメ、秋葉原、雑踏、諸々歴史に根差す観光地。
そうだ。フィンランドには歴史がない。アメリカにも。

おっと、話が脱線した。言いたかったことは、次に要約される。
「自国の外に出たことのないアメリカ人の中には、世界の中で自分たちが一番裕福に過ごしていると勘違いしている人がいる。フィンランド人の中にアメリカ生活に憧れる人はいない。」

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