2010年5月30日日曜日

ブラックスワン vs. P/C比

今ごろになって、ブラックスワンを読んだ。プロジェクトに追われていると、なかなか時間が取れず、やっとである。

たいへんおもしろく読んだ。その本の主張そのものも興味深かったが、「やはりな」と自分なりに思ったところもある。

内容は、児玉さんが、よくまとめていらっしゃる。
http://plusi.info/archives/841


.... 児玉さんに1年遅れるているよ。。。

しかし、私の「やはりな」と思ったことと関係あるが、この1年の遅れもさほど気にならない。この作者は、たくさんたくさん情報をかきあつめて、ブラックスワンという結晶に至った訳ではなく、自分の考えを純粋に濃縮していった結果、こうなったのである。
ここが、「やはりな」である。 以前から、私は Producer/Consumer 比に注意したいと述べているが、blogでもtwitterでも得する人はわずか、多くの人は consumers となり、翻弄される。誰か、ネットワークの中心に引き寄せられ、搾取される。これでは、「茶道を学ぶのではなく、家元になれ」by茂木健一郎さんとならない。必要以上に情報を取らずに、アイディアを鍛える。

最後に: 金融とは関係なく、私の人生にもブラックスワンは何回かやってきた。会社を辞めるに至った経緯もそうだし。35歳以降、ブラックスワンを信じるようになった。35歳で会社を辞めるとき、多くの人が、「どうして辞めちゃんですか?」と聞いてきた。そう聞いてきた人たちは、その後、ブラックスワンで苦しんでいるのではなかろうか。そう、ブラックスワンはいつでも来る。

------------
些細なところで、一つ。
"正規分布仮定で誤った経済学を築いた"という点に関連して、私の近くでは、1993~1994年、ネットワークのトラフィックには自己相関性があるという論文が出た。それにより、それまで指数分布、Poisson分布仮定で議論を進めていた人たちの職を奪った。 自己相関性を料理できる人は、いろいろな分野で働けそうだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿